東京23区のような過密都市で「公園」は重要な防災・震災拠点となります。そして中小の「公園」は初期の「防災・震災拠点」として非常に多くの、そして多方面の役割を担います。ここでは「公園内」の防災関連施設等を調査しました。
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先日、東京に震度5を超える地震が起きました。それ以降、たびたび地震が起きています。地震からどう身を守るかは100%自分の判断で行なわねばなりません。
住宅地等に点在する中小公園のいくつかは震災時の一時集合場所に指定されています。そうした公園には防火水槽や「震災対策用貯水槽」(飲料水確保目的)、そして「小型防災ポンプ」などがあり、防災行政無線も設置されている。しかし、防火水槽や「震災対策用貯水槽」などの使用方法を知る住民はほとんどいないのが実情。また、防災行政無線が実際に役に立つかどうかは神のみぞ知るところです。また町会管理の「防災組織資器材倉庫」などにはいったい何が入っているのか一般の人はまったく知らない。ゲートボールや輪投げ用具がしまいこんであると言ったら驚くでしょう。また一時集合場所に指定されていながらトイレすらない公園や、広場の大部分が遊具に占領されている場所もある。それでも新しい公園やリニューアルされた公園にはカマド型ベンチや地下埋設型トイレ、そして震災対応型トイレなども設置されだしている。しかし、そうした公園はほんの僅かに過ぎない。
公園を遊び場、憩いの場と考えるのも良いが、大都市東京で、自分と家族の命を自分たちで守るには、近隣の公園状況をよく知っておく必要があります。これは命の根本にかかわります。 |