9月3日(火) 快晴 34℃ PM16:30〜
めずらしくメロンが先に出てきた。
どことなく眠たそうな顔をしている。エサもわずかしか食べない。
いくら待ってもカボチャは現れない。ご飯より凄いものでも発見したのだろうか。
私にご飯より凄いものなど何一つない。
9月4日(水) 快晴 33℃ PM14:15〜
今日もメロンだけが現れた。カボチャくんはどこに行っているのだろう。
そう思っていると、園内の最も奥まった場所から母猫が現れた。久しぶりの面会だ。
お腹あたりを見るともう膨らんでいない。赤ちゃんはどうなったのだろう。エサを食べ終えたあと、体を横たえたのでおっぱいが見えた。園内の何処かに赤ちゃん猫は隠れているのだろうか。
ちょっと探しに歩いた。しかし見つからない。
最後の最後になってカボチャが現れた。少し汚れているのが気になった。
9月7日(土) 雨のちくもり 29℃ PM13:05〜
園内に入るとメロンとカボチャが飛んでやって来た。
ここ数日、雨が続いたのでお腹がすいていたのかもしれない。
エサを置くと飛びついて喰う。メロンなど、私がエサ袋を取り出すのに手間取っていると、自分の手を出し、催促してきた。
カボチャはメロンのエサを横取りする。いや、カボチャがメロンのエサに近寄るだけで、メロンはサッと退いてしまう。姉弟の力関係なのだろうか。
ボール遊び禁止の園内に、サッカーボールをもったバカ父子がやって来た。メロンとカボチャが食事をしているそばでボールを蹴飛ばす。メロンは驚いて植栽の中に逃げ込んだ。すると図々しいカボチャはメロンのエサを食べる。
姉弟でも性格が違うのは生き物の常なのだろうか。
上記の写真は妙に変だが、偶然にすぎない。
9月11日(水) 晴れ 30℃ PM13:50〜
メロンだけが現れる。
エサを目の前に置いた。しかしメロンにはそのエサが分からないようで、私の周りをウロウロする。
そうしたことは以前にもあった。もしかするとメロンの目はあまり良くないのかもしれない。
メロンは時たまあたりを振り返る。何かを注意しているようだ。
いつまでたってもカボチャは現れない。
メロンは食事を終えると、飛び回るモンシロチョウが気になるようで、目で追う。
本当のところ、メロンの目はどうなのだろうか。
9月13日(金) くもりのち雨 26℃ PM13:55〜
初めてだろう、母猫が最初に現れた。
カボチャは自分のご飯を食べ終えると母親の脇に忍び寄り、そのエサを一つ二つと横取りする。
しかたないのでもう少しカボチャにエサをあげ、母親にも離れた場所でエサをあげようとした。しかしカボチャは自分のエサをほっぽりだしてまで、母のを狙う。甘やかして子どもを育てると、こうなる見本のような態度だ。
カボチャを「おまえのエサはあっちだ」と怒っても云うことを聞かない。
10分ほどカボチャとの闘いの後、やっと追加のエサを母猫にやれた。
9月18日(水) 晴れ 26℃ PM13:25〜
母、バカ息子、お姫様の順で現れた。
バカ息子のカボチャは相変わらず親子の絆など無視し、母親やメロンのエサを奪い取ろうとする。その時のカボチャの目は爛々と輝いて怖いほどだ。
今どきの虚弱体質児はバカ息子のカボチャを見習うべきだろう。
園内を掃除するおばちゃんがいる。ピアス猫一族とおばちゃんの関係はいたってスムーズだ。おばちゃんは猫たちに特別声をかけるわけでもなく、淡々と仕事をこなす。メロンたちを追い払うことなど全くない。
カボチャは私のそばで「エサをくれ」とミャーミャー鳴く。
9月21日(土) 晴れ 25℃ PM17:20〜
この時間帯でも親子数組が遊んでいる。みんな友達のようだ。
こうした状況ではピアス猫ファミリーは誰も現れないだろう。
小さな声で「メロン、カボチャ」と呼んでみた。全く現れる気配がない。
仕方ないので帰ろうとした。するとどこからともなくカボチャが走り込んできた。そして素速く私の周りをうろつく。しかしお姫様のメロンは現れない。なんだかカボチャの目は血走っている。エサを置くと飛びついた。もっといっぱいくれ、と目で催促する。しかし私はやらない。お行儀良くしないものにご馳走はださない。そう心に決めているのだが…。
9月24日(火) 快晴 26℃ PM13:20〜
メロンとカボチャが一緒にやって来た。たぶん一緒にいたのだろう。
今日のカボチャはそれほどがっついていない。お姫様メロンのエサを奪い取ろうともしない。しかし己のエサにはかぶりつく。
隣家の庭先から猫の鳴き声がする。しかしメロンもカボチャも全く反応しない。鳴き声の主が誰なのか知っているようだ。
二匹は食後、牛のように横たわる。いつものことだ。食後、牛のように横たわるのは動物の本能なのかもしれない。ただし行儀は別ごと。
9月27日(金) くもりのち雨 22℃ PM13:35〜
小雨が降り出した。それでもメロンとカボチャは飛び出してきた。
二匹へのエサは2.3メートル離して置くことにしている。そうしないとがっつきカボチャが身内のエサをみんな横取りしてしまう。
それとエサは最初にカボチャへ与える。そうしないとカボチャはイライラした姿を晒す。
これから雨が強くなるとエサも大変だろう。
これはいつも思うことだが、メロンとカボチャの身だしなみは良い。たぶんエサが順調なのと、姉弟で毛並みを舐め合っているのだろう。そうした姿を幾度も目撃している。
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